こんにちは。
いつもご訪問ありがとうございます！！
今回は『更年期障害』のつらい症状と漢方薬について
お送りしたいと思います。
更年期障害と漢方
漢方薬は
更年期障害のつらい症状である不定愁訴（ふていしゅうそ）を改善するのに
よく用いられます。
西洋医学のような対症療法とは異なり
痛みには鎮痛薬といった
からだ全体の状態を総合的に診て
崩れたバランスを元に戻す治療を漢方医学といいます。
処方される漢方薬は
同じ症状でも
その人の体質によって異なる種類のものが処方されるというのも大きな特徴です。
崩れたバランスが整うことで
一つの症状だけでなく複数の症状が改善されることもめずらしくありません。
漢方医学について
『気』・『血』・『水』の充実で健やかバランス
漢方医学には『気』・『血』・『水』という考え方があります。『気』・『血』・『水』とは、人間のからだを構成している基本的な要素です。この３要素は互いに影響しながら支え合い、バランス良くからだの中を循環している状態が健康であり、そのバランスが崩れると、さまざまな症状となって心身に影響を及ぼすといわれています。
正常な状態 『気』とは
目に見えないもので、人が活動するために必要とするエネルギー（元気・生命力など）をさします。気は通常、頭から手足の方に向かって流れていますが、この流れが逆流してしまうと、のぼせ、めまい、頭痛、イライラなどの症状が現れます。また、この気の流れがスムーズにいかなかったり、十分な量の気がない状態でもさまざまなからだの不調が現れます。
『水』とは
血液以外の体内にある水分(リンパ液、涙など)をさします。
水は通常、からだのいたるところに必要な量が存在していますが、ある部分に偏って存在することによって、めまい、むくみなどの症状が現れます。『血』とは
血液やその流れのことをさします。血液の流れがスムーズにいかなかったり、その量や機能が不足してしまうことによって、冷え症、頭痛、肩こり、疲労倦怠感などの症状が現れます。
漢方医学が得意とする分野の１つ
更年期は
女性ホルモンのバランスが乱れによるものです。
さまざまな場所に不調が起こりやすくなりますが
からだそのものには異常はありません。
このような不定愁訴への対処は
からだの全体のバランスを整える
漢方医学が得意とする分野の一つです。
例えば
- イライラする
- くよくよして憂鬱になる
- 疲れやすい
- 寝つきが悪い 眠りが浅い
- 頭痛 めまい 吐き気がよくある
- 顔がほてる
- 息切れ どうきがする
- 肩こり 腰痛 手足の痛みがある
- 手足が冷える
- 汗をかきやすい
- 疲れやすい
の症状が出てきます。
更年期症状に用いられる漢方処方にはいくつもの種類がある
当帰芍薬散 ･･･ 冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、むくみや冷えなどの症状等がある（体力が虚弱の）方
加味逍遙散 ･･･ のぼせ感、肩こり、心身ともに疲れ、イライラや精神不安などの症状のある（体力中等度以下の）方
桂枝茯苓丸 ･･･ 肩こり、頭痛、めまい、のぼせて足冷えなどのある（比較的体力のある）方
温経湯 ･･･ 手足がほてり、唇がかわく方の更年期障害、不眠などのある（体力中等度以下の）方
五積散 ･･･冷えがある方の更年期障害、頭痛などのある（体力中等度又はやや虚弱の）方
温清飲 ･･･ 皮膚はかさかさして色つやが悪く、のぼせる方の更年期障害、神経症などの症状の（体力中等度の）方
柴胡加竜骨牡蛎湯 ･･･ 不安感や動悸、不眠や不安神経症、対人恐怖症などの（比較的体格の良い）方
漢方薬は、複数の症状に対して効果が現れます
漢方薬はその人の体質や体格などを考慮して処方されるので
合わない場合はなかなか症状が改善されない場合もありますが
その人とぴったり合えばとてもよく効きます。
一人悩まずまずは専門家にご相談してからの服用をお薦めします。
更年期の症状でお困りのあなた！
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つらい更年期を乗り切りましょう °˖✧
最後までお読みくださってありがとうございました！！
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